天王崎団地解体後の跡地を利活用して、湯本駅前の再生につなげていくために、じょうばん街工房21では次のような提案を行っています
『恒久的な賑わいづくり装置』のコンセプト
みんなでつくる人と情報のたまり場
地域住民が楽しみ賑わいをみせる拠点は、この地域を訪れる観光客にとっても安心して楽しむことができる拠点となり、市民と来訪者による大きな賑わいは、湯本駅前にとどまらずに周辺地域へと賑わいを創出し、経済的な波及効果を生み、やがては観光客が浴衣と下駄でそぞろ歩きする光景を復活させるものである。
そんな駅前の賑わいづくり装置には、人と情報が【集まる】、地域住民も観光客も【学ぶ】、【食べる】、【発信する】の4つのコンセプトが集約される。
■集まる
地域に住むこどもと大人、そして高齢者の人の流れを創りだす。
賑わいのあるエリアには地域外の住民や観光客が集まり、さらなる賑わいを創り出す。 地域の情報が集められ、人と情報がさらなる来客を呼ぶ。
■食べる
地域で働く人、地域で暮らす人が気軽に立ち寄りお腹を満たす。
地元の人気店には多くの観光客もお腹を満たしに訪れる。
■学 ぶ
地域の住民が学び高めあう、観光客もこの地域の歴史文化に触れることが出来る。
子どもたちが勉強し、たまり場となる空間。
■発信する
集う人たちが賑わいの情報、観光地としての情報を発信することで、さらなる賑わいを創り出す。
フラと温泉の融合した新しい文化を発信する。
湯本駅前で創り出された賑わいは、この地域を飛び出して周辺へと発進していく。
『恒久的な賑わいづくり装置』に求められる機能
これら4つのコンセプトを実現するために、じょうばん街工房21ワーキンググループの検討結果の中でも、天王崎団地跡地および湯本駅前周辺に特に必要とされる機能について、重要度、優先度を勘案しながら賑わいづくり装置へと取り込んでいくことを提案する
人口減少を見据えた公共施設の再編を見据え、市営住宅 天王崎団地解体後の姿として、この地域の現状と身の丈に合った逆算方式での投資を呼び込み、行政と民間が強固なパートナーシップのもとで地域の課題を解消し、湯本駅前に「恒久的な賑わいづくり装置」を創り出することを目的とした公民連携事業を展開していくことを提案する。
重要度 | 天王崎団地跡地へと整備すべき機能 | 湯本駅周辺に必要な機能 |
A | 図書館 いわき商工会議所常磐支所 住民サービス窓口 レンタルスペース(シェア教室) まちづくり会社事務局 | 温泉・防災公園(共有駐車場部分) 湯本駅前交番 文化発信スペース 立体駐車場 スポーツ振興(いわきFCと連携) |
B | キッズランド(託児機能つき) テナント機能 買い食い横丁・チャレンジショップ 交流カフェ・屋台村・料理教室(食育) 託児所・ファーストフード など | レンタカー事業所 景観に合ったモニュメント |
C | 癒しのスペース | 観光案内所 足湯 東西連絡通路 交通ハブ機能 温泉入浴施設 |
※ 重要度の定義 A 優先順位が非常に高く、恒久的な賑わいづくり装置として必要不可欠な核となる機能 B 優先順位が比較的高く、恒久的な賑わいづくりのために、収益機能を含めて重要な役割を果たす機能 C 優先順位は低いが市民からのニーズがあり、計画段階で検討すべき機能 |